「美」って何だろう?
ちゃんとした記事を書くのは今回が初めてです。
今回は私たちが一番伝えたいと思っていたことを書きたいと思います。
よく男性が女性を口説くとき「バラより美しい」なんて表現をします。
(布施明さんとかね。)
あなた自身、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
「美しい」とか「美」って何だろう、と。
「美しい女性を目指して」なんて謳い文句を掲げているサイトは山ほどありますが、肝心な「美しい」について教えてくれるサイトをググっても全然見つからない。
ですから本を読んで調べてみるんですが、どれも難しい上に言ってることが人によって全然違う。
人に聞いても「頑張っている姿だよ」といったような具合で、「美しい」の本質を誰も教えてくれない。
そこで今回は「美」って何だろう?と題して、「美」をものすごく平坦な言葉で語っていきたいと思います。
勿論、ここに書かれていることが「美」の全てではありません。
「このサイトではこのように捉えているよ」といったスタンスです。
あくまでも「美」のエッセンス(要点)だと思って下さい。
それではいってみよう!
目次
1 「美」は「誰もが求めているこの上ない感動」
まずは結論から。
「美」とは「誰もが求めているこの上ない感動」といえます。
唐突すぎて何のこっちゃサッパリ分かりませんね笑。
そこでこの言葉を3つに分けてみたいと思います。
「誰もが求めている」
「この上ない」
「感動」
といった具合にです。
ではこの3つをそれぞれ順を追って解説していきます。
感動って何だっけ
あなたは最近何に感動しましたか?
道路に咲く一輪の花。
母親がくれた励ましの言葉。
カフェで耳にした軽快な音楽…。
個人個人で色々な体験があることでしょう。
ところでこの「感動」という言葉。
どのような意味か知っていますか?
辞書を引いてみるとこのように記されています。
美しいものに触れたときの心のさま
つまり私たちの「感動」は美しいものによって引き起こされています。
「感動」は「美」であり、「美」は「感動」なのです。
先ほど例に挙げた出来事、確かにどれも美しいと言えます。
それは私たちが直観的にすでに理解していることなのです。
この上ない
一口に感動といっても、色々あります。
一般的に、素人とプロのヴァイオリニストの演奏を聴いた時の感動は、まったく異なるものです。
これは質の問題です。
どちらも感動するから美なのかと聞かれれば実はそうではありません。
『美学辞典』という本では、「美」はこのように説明されています。
ある快の感嘆による完全性
なんだか難しい言葉が出てきましたね。
つまり「音色がきれい」とか「雰囲気が落ち着いてる」といった要素がそろった、言わば完ペキに近い状態を指しているのです。
勿論、完ペキ・完全・究極の状態など私たちにはないのですが、そこに少しでも近ければ近いほど私たちはそれを「美」と呼ぶことができます。
この場合、前者より後者の方が「美」的である、と表現できます。
(あくまでも一般論の話です。素人の方がプロより心がこもっていて感動する…などの例はここでは取り上げません。)
誰もが求めている
世界にはどんなに高いお金を払ってでも手に入れたい商品や行きたい場所があります。
アップルのiPhone、ルイ・ヴィトンのバッグ、ディズニーが手掛けるテーマパーク、ディズニーランド。
こういった有名ブランドはよく「商品」を売っているのではなく、「体験」を売っていると言われています。
ではそれはどういった体験なのでしょうか?
そう、それこそが「感動」体験です。
言われてみれば、私たちはこれらに触れたとき感動に浸っています。
こういった人気の商品が私たちの心を掴んでやまないことから、私たちは感動を求めて生きていると言えます。
そしてそれは言い換えれば、美を求めて生きていることになるのです。
一部の学者や芸術家だけではなく、誰もが「美」を必要としているのです。
2 まとめ
ここまで話したことを以下の3点にまとめました。
- 「美」は「感動」である
- 「感動」には質が存在し、「この上ない感動」を「美」と呼ぶ
- 私たちは「この上ない感動」、つまり「美」を求めて生きている
これを要約すると、このように表現できます。
「美」とは「誰もが求めているこの上ない感動」である。
いかがでしたでしょうか。
ここまで読んだあなた、実は「美」という言葉を耳にすると何だか固っ苦しくて私たちには馴染みのない、けれどもよく聞く、なんだかよく分からないイメージが先行していたのではないでしょうか。
今回のこの記事でそういったモヤモヤが解消されていれば、私たちとしてもとても光栄です。
今回の記事はここまで!
また次回お会いしましょう♪